私の部屋のドアが開かなくなったのは、今から五年前のことでした。引いたドアの隙間から溢れ出してきたのは、可愛い動物たちの顔、顔、顔。そう、私は重度の「ぬいぐるみホーダー」でした。ブログを始めた理由は、この惨状を記録し、自分を追い込むためです。今日、久しぶりに部屋の奥まで潜入しました。かつての「お気に入り」だったはずのピンクのウサギが、食べ残しのカップ麺の容器に押し潰されて、無残な姿で発見されました。その瞬間、私は自分の「可愛がり」がどれほど残酷なものだったかを悟りました。私は彼らを愛していたのではなく、自分の寂しさを埋めるための「盾」として、彼らを利用していただけだったのです。私のゴミ屋敷化は、仕事のストレスがピークに達した十年前から始まりました。誰もいない部屋に帰るのが怖くて、一体、また一体と「仲間」を増やしていきました。ネットオークションで限定品を競り落とす瞬間の高揚感だけが、私が生きている実感を与えてくれました。でも、届いた箱を開けて数日もすれば、その子はただの「風景」になり、私はまた新しい刺激を求めて次の子を探す。その繰り返しの果てが、この天井まで届くぬいぐるみの壁です。ブログの読者から「まずは一番汚れている子から洗ってあげて」とアドバイスをもらいました。やってみて驚きました。一時間かけて丁寧に洗って乾かすと、その子は十年前の輝きを取り戻したのです。同時に、私は気づきました。私はこれほどの手間を、この子たち全員にかけてあげることはできない。管理できないほどの「愛」は、ただの暴力なんだと。今日、大きな決断をしました。ゴミ袋を十枚買いました。捨てるのではありません。彼らを、私の執着という監獄から解放してあげるのです。ブログにその経過を載せていきます。これから数ヶ月、私は自分の心と向き合いながら、この毛皮の迷宮を解体していきます。応援してくれる皆さんの声が、今の私の唯一の支えです。
テディベアの山に埋もれた私の十年間