今日、ついにリビングのすべての床が見えました。結婚して五年、私たちの部屋がゴミ屋敷と呼ばれる状態になってから、実に三年の月日が流れていました。このブログを書き始めたのは、自分たちを追い込み、逃げ場をなくすためでした。私たちは、いわゆる「似た者夫婦」でした。二人とも物が大好きで、捨てるのが苦手で、そして何よりお互いに甘えすぎていました。一人がゴミを放置すれば、もう一人も「まあいいか」と放置する。そんな小さな妥協の積み重ねが、気づけば自分たちの背丈を超えるゴミの山を作っていました。脱ゴミ屋敷の決意をしたのは、私の誕生日に、夫がゴミの山をかき分けてケーキを運んできた姿を見た時です。その滑稽で悲しい光景を見て、「私たちはこのまま腐っていくのか」と、初めて本気で危機感を抱きました。そこから始まった、夫婦二人の脱出劇。最初の三十日間は、毎日泣きながらの作業でした。捨てるか残すか、一つ一つの判断で激しい喧嘩になり、何度も「もう離婚だ」と叫び合いました。でも、四十日目を過ぎたあたりから、不思議な連帯感が生まれました。一人が疲れた時はもう一人がゴミ袋を縛り、重い家具を二人で抱えて運び出す。ゴミを捨てるという行為が、かつてのデートのような共同作業に変わっていったのです。物の下に隠れていた、かつての自分たちの写真を見つけた時、私たちは二人で床に座り込んで泣きました。自分たちがいかに自分自身を大切にしていなかったか、痛いほど分かりました。ゴミを捨てれば捨てるほど、心の中に溜まっていたドロドロとした感情も一緒に捨てられていくようでした。そして今日、百日目。ピカピカに磨いたテーブルの上で、私たちは引っ越してきたばかりの頃のように、向かい合って朝食を食べました。まだクローゼットの中には整理すべきものがたくさんありますが、もう怖くありません。ゴミ屋敷は、私たちが夫婦として成長するために必要な「試練」だったのだと思えるようになりました。これからは、物を溜め込むのではなく、思い出を丁寧に紡いでいこうと思います。このブログも、今日で一区切り。明日からは、新しい私たちの物語を始めます。